自分たちの生活圏が脅かされなければ動かない醜い生き物
↑上の写真は岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」を収めた一枚です。
この写真を2017年8月22日に東北を旅行した際に撮りました。
まだ記憶に新しい2011年3月11日の東日本大震災。
東北地方太平洋沖で発生した地震が引き起こした津波はこの地域一帯を襲いました。
家屋は水に流され、多くの命が奪われました。
この一本松が奇跡の松と言われる所以は、そんな恐ろしい津波を受けてなお、この地にそびえ立っていたからです。
後にこの木は復興への希望の象徴となりました。
悲しみに暮れる中、希望を見出してこれからを生きていこうとする姿勢。感動的でした。
しかし、震災発生から6年と半年ほどが経過した時点で、あたりは更地のまま、建造物は見当たらず、復興とは程遠い状況でした。
このままでいいはずがない。
そう感じているのに動き出さない自分はやっぱり偽善者に過ぎないんだなぁ。