女はいつまでも男を悦ばせるだけの性の玩具。
萌え絵やVtuberが問題になってる。
なんで今更こんな問題が出てきたのかは簡単な話で、ほんの数年前まで一部のオタクに受け入れられてきた文化が一般社会に浸潤してきたから。
個人的にはオタク文化の萌え絵なんてものは気持ち悪いです。
なんか無駄に性的に描かれている気がして嫌悪感があります。
あ、萌え絵好きの方々は気持ち悪くないですよ。萌え絵が気持ち悪いんです。
でも僕は男性なので「なんかキモい」程度の熱量しかないんですが、これが女性だった場合、「なんかキモい」では済まないと思うんですよ。
僕が萌え絵に対して抱く気持ち悪いという感覚は、虫の姿形や動作がキモいとか、小汚いジジイがキモいとかの気持ち悪いに似ていて実害がない。
けど女性から見た萌え絵には、女性もしくは少女が男性に性的に搾取される気持ち悪さがあるんじゃないかな。
実社会、リアルでも男性による女性の性的搾取は存在するわけで、それをアニメ絵ではあるにしろ似たような構造を作り出してしまう萌え絵には、男性の僕からみた「なんかキモい」とはまるで別物の気持ち悪さと危機を感じるんじゃないのかな。
陽に当たるような存在でなかったから萌え絵はオタクにだけ愛されてきた。
でも今では、街中いたるところで萌え絵が目に入ってくる。
そりゃ問題にもなるわ。
この問題が長く続いている原因は、肯定派と否定派の争点が異なるから。
萌え絵、Vtuber肯定派は表現の自由を訴え、否定派は性的に搾取されていることを訴えている。
もしも否定派が「なんかキモい」から反対しているんだったら話にならないけど、少なくとも否定派の中の女性たちはすでに述べたような根拠に基づいて反対しているんだと思う。
だから「なんかキモい」程度の感覚でオタク文化を全否定しているわけではないということを、肯定派はまず受け入れないと問題の終着点を見失ってしまう。
別に萌え絵の表現を抹殺することが目的じゃない。
数年前のように、一部の人たちに受け入れられていたようなオタク文化として存続することは構わないんじゃないかな。
書店でずらっと並ぶ萌え絵には、相当な攻撃力があることを自覚してほしい。
「嫌なら見なきゃいい」が通用したのは萌え絵がオタク文化として存在していたから。
一般社会に浸透した萌え絵は、防ぎようのない暴力にしか映らない。
最後にもう一度、萌え絵好きの方々は気持ち悪くない。萌え絵が気持ち悪いんです。