バッタバッタ孤独死ぬ、それが今の日本。
特殊清掃業:5年間で15倍増 家族関係の希薄化背景に - 毎日新聞
孤独死した人の自宅を清掃・消毒して原状回復する「特殊清掃業者」が急増している。業界団体によると、全国で5000社以上が参入しており、団体が民間資格の認定制度を始めた5年前から業者数は15倍超に膨らむ。高まる需要の背景に、家族・親族関係の希薄化が浮かび上がる。
核家族が主流の現代日本でいずれ表面化するであろうと考えられていた社会問題、孤独死。
独身者、長年連れ添った伴侶に先立たれた方。
形は様々であれ老年独居からの孤独死は当たり前な流れに過ぎない。
実際、高齢者の独居世帯数は右肩上がりを続けているし。
問題提議されている以上考えないわけにはいかないですよね。
まず、核家族解消は他者の圧力では実現不可能だから現代の家族システムはそのままで改善策を考えましょう。
定年後、老人ホームに入居できない方を保育の現場で再雇用するのはどうでしょうか。保育士の数が足りないなら、一度は労働者人口から外された高齢者を、悪く言えば再利用することで足りない分を補うことができる。もちろん保育士の労働は相当な負担がかかるからある程度仕事に制限をかけることになるでしょうが。さらに、要介護認定され、介護サービスの必要度の高い高齢者の方には難しいかもしれません。ただ、全員が全員そうではないでしょう。定年後も働いていただくのは酷ではあるかもしれませんが、比較的コミュニケーションがとれる働き口を用意することは1つの手段かもしれません。
この特殊清掃業者の方もこんなこと↓を言っています。
「生きようとしていた形跡を目にすると、こんな最期しかなかったのかと切なくなる」
現役バリバリで働いている方も、僕のような学生も、いずれ年をとり同じような現実に直面することになったら、業者さんにこのように↑哀れみの目を向けられるのでしょうか。その可能性は決して低くない。そして、僕はそんな結末を迎えたいとは思いません。今現在こうした問題に向き合っている方を救うことは、将来の自分を救うことでもある。どれだけ綺麗な言葉でも、結局は自分のために過ぎないのですが。
こんなしんみり終わらせるつもりはないですよ。この後、この業者さんはツッコミどころを残してくれました。最底辺ブロガーにも優しい。それがこちら↓
「どんなに疎遠でも、故人は家族のことを思って生活していたはず。思いがこもった遺品を届けるのも仕事だが、親族から拒まれることも少なくない」
この清掃担当者の人はどれだけ幸せな家庭でいきてきたんだろう。自慢じゃないが僕自身は、親から愛情を受けて育った。だからと言って、他の人も僕と同じような環境で生まれ育ったと短絡的に考えるのは違うと思っている。
自分の腹から生まれてきただけで、ただひたすらに無条件の愛を捧げられる母親は珍しいだろうし、父親も同様。
親が死に目に家族のことを思っていた。だから親族から拒否されるなんて可哀想だ、ってすごくもやもやする。親がしてきたすべてのことを一旦無視して、もうすぐ死んでしまう可哀想な親のために会いに行ってやれとか、弔ってやれとか気持ちが悪い。
まぁ自分自身の体験談でないから説得力のかけらもないだろうけど。
と、180度方向転換してまとまりのない駄文を今回も提供してしまいました。
すんません。