67億の使い道。

この前コンビニで募金集計をさせてもらったんです。おおよそ1万円、これが田舎の1店舗で1ヶ月の間にみなさんからお寄せいただいた募金総額です。

それでは全店舗、年間でどのくらいの集計額になるのかシミュレーションしてみましょう。

まず、データが古いのですが2017年8月時点で56,222店舗だそう。

さらに、店舗ごとの募金額に差はあるでしょうが、今回は平均値として1万円/月を採用します。

以上から

(年間のコンビニでの募金総額)=(1店舗の募金額)×(日本国内の店舗数)×(12ヶ月)

で計算すると

10,000×56,222×12=¥6,746,640,000

67億4,664万円です。

僕は今回コンビニに限定しましたが、募金はスーパーでもレストランでも実施している上、地域の小学校でも積極的に募金活動しているので、この金額は全体の一部に過ぎません。

まして、募金活動を行っているのは日本に限りません。先進国はもちろん、発展途上国まで。

えっと、、、これだけの額が集まればもっと現状は改善されていても良いのでは?世界の子どもたちをもっと救えるのでは?

紛争地域、伝染病が蔓延している地域、僕には想像できないような惨状が広がっているんでしょうけど、毎年、飢えで失われる命を救うだとか、安全な水を確保できるようにだとかってまだ言ってるのかと。

こういった活動に自分が携わっているわけではないので、批判しているわけではなく、単純に疑問なんですよね。

たぶん、飢えで失われる命を救うべく、集めたお金で食べ物を!ではいつまでたっても解決しないのでは?もちろん救える命は救わなければなりませんが、紛争地域から逃れるためのパイプをもっと強固にしていかなくてはならないんじゃないかと思います。対症療法的なアプローチでは、あれだけ莫大な募金も底をつきます。生命を脅かされるような地域から、住民を救い出し、移住先で自活できるようサポートしていかない限り、問題は深刻化していくことでしょう。

 

何年募金活動を継続しているのかわかりませんが、昨年よりも今年、今年よりも来年、よりよい活動費の使い方を模索していくことは、僕たちにもできるかもしれません。

日テレの学びウィークの波に乗って、似合わない真面目記事をアップしてきましたとさ。お終い。(日テレだったよな?)