理想は実現できないのか。♪相談しよう〜そうしよう〜

毎月GWがあればいいのにと思う。日本人働きすぎ。

僕のアルバイト先に、中国からいらっしゃった方がいるんですけど、その方の話によると「もう日本にいるのは疲れた。」だそう。日本人は勤勉というのは本当だったんですね。経済大国の中国と比較しても、日本人は働きすぎだそうです。

そもそもなんで日本人は勤勉なのか。

それは戦後日本の働き方が現在にも通底しているからと考えられます。

敗戦後の日本は、飢餓状態を積極的に避けるために、無我夢中で働く必要がありました。そのがむしゃらな働きが戦後日本の経済成長を現実のものとしました。当時現役バリバリで馬車馬のごとく働いていた20代の労働力が40年50年の時を経て、社内の重要なポジションを陣取ります。そして彼らの多くは、自分の経験に則して労働時間を縮小することに否定的になる。それが今なお続いている日本の働きすぎ問題の原因だと考えられます。

反対に日本と比較した、中国の働き方を2つに絞って解説すると以下になります。

  1. 自分のタスクが明確
  2. 転職が盛ん

まずは1番。

中国では、自分の仕事と他人の仕事とが明確に分けられているようです。これは自分の担当、それはあなたの担当というように。だから自分の仕事が片付いたとしても、他人の仕事に手を貸すようなことはしないし、必要以上の働きもしない。一見冷たいようにも思いますが、自分に割り当てられた仕事が明確だと、自分が何をすべきかが一目瞭然なので、自分のタスクに没頭できます。また、日本のように自分がなすべき仕事が曖昧だと、担当する仕事が広範になり、無制限に仕事は見つけることができます。どっちのほうが効率的かつ合理的かは明らかです。

次に2番。

中国は日本に比べて転職率、早期離職率が高い水準になっています。というよりも日本が低すぎるのですが。昨今、職の新陳代謝が盛んで、1つの職で一生飯を食っていくことを選択するのは、かなりリスキーだと言わざるを得ません。そんな時代に即した働き方ができるのは、比べるまでもなく、転職に理解のある?中国でしょう。

日本でも働き方改革を推し進め、適切な労働環境、ワークライフバランス、充実した福利厚生、徹底した休暇・休業制度などを実現することが謳われていますが、現状はまだまだといったところでしょう。

ここで労働力の流動化転職の障壁の排除はものすごく有益です。社内環境に納得がいかなければとっととほかの会社に移ればいいですからね。上記の働き方改革は企業が率先して行うでしょう。だって社内満足度が高くなければ、社員を失います。現代の情報社会でもし、各企業の評価が行われるようになったら、評価の低い企業はどんどん淘汰されるでしょう。そうなれば、雇用主と従業員の関係は大きく改善されます。1人のSNS上でのCOが社会全体の働き方改革を後押しする、本当の意味での民主制の出来上がりです。

以上述べてきたことは、未だ現実的ではないことは否めません。でも、働き方改革の第一歩として、自分なりの考え方を持つことは無駄ではないと思い、こうしてブログにまとめてみました。終わり。